劇団上がりの実力派女優。
一見クールで寡黙そうだが、冗談の分かるネェちゃんキャラな一面もある。
しかし、演技には一途。
役柄は、あまりの胸の無さに少年役が多い。
ファン層は女性が8割。
(以下の超大作の文章は透子さん作)
[アクトレス・プロフィール]
19××年2月12日生まれ、イギリス出身。
貿易商を営む父と、ジュエリーデザイナーの母の間に生まれ、富裕層として何不自由ない生活を送っていたが、
ハイスクールに入る直前に演劇を志し、そのことで両親と反発。単身ロンドンに移り住む。
RADA(王立演劇学校)を主席で卒業後、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーに所属。
古典演劇を中心に活躍していたが、××年に「冬の終わりの獣」(原題「A beast of the end of winter」)で映画デビュー。
「Your eyes and Your smile」の騎士役を経て、翌年の「HIGH SPEED HIGH」で一気にブレイク。
女性ながらヒロインの婚約者役を務め、そのノーブルで物憂げな美貌に、多くの女性ファンが心を奪われた。
確かな演技力と存在感で、今や英国を代表する俳優の一人である。
昨年は、ついに自身の劇団を創設。女王陛下が年間シートを予約されたことでも話題となった。
今作のスピンオフ・ムービー「Fifth」への出演が噂されている。
−この作品に出演することになった経緯を教えて下さい。
「本当は、フレア役のオーディションを受けようと思っていたんだ。
『フレア』は本当にやりがいのある役だと思うし、演技をしている人間なら、誰でも一度は演ってみたい魅力的なキャラクターだ。
だけど年齢制限に引っ掛かってね、あえなく断念したよ。まったく、酷い話だと思わない?(笑)
それで落ち込んでいたところに、監督から電話がかかってきたんだ。
開口一番に『君にピッタリの役があるから出てくれ』って言われてね。
私はすぐに聞き返した。『女ですか?それとも男?』『女だよ、とてもいい女だ。君も惚れると思う』
その言葉を聞いて、すぐに出演を決めたよ。あの監督がそこまで言う『女』に会ってみたくなったからね。
−スイという女性の印象を教えて下さい。
「彼女は、私とすごく似ているようで、でも本質の部分ではすごく違うから、演じるのがとても難しい。
良い意味でも悪い意味でも、私の常識が全く通用しないんだ。幼子を扱っている気分だったよ。
でも、それだけにやりがいのある役だった。
男がつれない女を口説き落とした時の気持ちは、きっとこんな感じなんだろうなと思ったね。(笑)
スイは独自の世界をもっていて、その世界の中でのルールに従って生きているような印象を受けた。
独自の世界をもっている、という点では私も同じだけれど、私はその世界を外に向かわせるのが好きなんだ。
だからスイを演じている時でも、無意識に出過ぎた表現をしてしまうことが多かった。
『スイ』としては内向的に、『私』としては外向的に。
そのバランスが一番難しかったね。なかなか楽しかったよ。」
−ヒロインの『フレアさん』について印象を教えて下さい。
「彼女はまだ若いのに、誰よりも真面目で誰よりも熱心に勉強していたよ。
NGを出しても、落ち込むどころか益々張り切るんだ。
あのバイタリティは見習いたいと思ったな。最近の私は枯れ気味だからね。
大きな役を気負うこともなく、自然体で演じているから、見ていてとても清々しかったよ。キャリアのなせる技かな。
だから、サインを求められた時は本当に嬉しかったよ。どさくさに紛れてアドレスも教えて貰ったしね!
彼女とは、もっと色々な仕事がしてみたいと強く思うよ。今回は1シーンだけの共演だったから、物足りなくて仕方ないんだ。」
−スピンオフの「Fifth」に出演が噂されていますが?
「そうなの!?私のところにはそんな話、全然来ていないよ。
もし本当なら即答するよ。『やります!』ってね。
あとで監督のインタビューをする時に、本当なのか嘘なのか、確かめてきてくれると助かるな。(笑)
まだスイのことで、やりたいことや知りたいことも沢山あるし、是非出演してみたいね。
−『ヴィルフリードさん』とは、「冬の終わりの獣」以来2度目の共演ですね。
「また一緒に仕事をしたいと思っていた俳優の一人だったから、偶然の巡り合わせに感謝したよ。
彼と私は、演技に対するベクトルが全く正反対なのに、なぜか気が合うんだ。
方向性が違うとはいえ、彼もとても基本を大切にする人だから、根っこの部分では似ているのかもしれないな。
『冬の終わりの獣』では、道楽好きの金持ちと、彼に買われた少年という間柄だったから、少しだけ方向性を合わせる必要があったけれど、
この作品ではお互いに自由に振る舞うことが出来たから、面白い相乗効果が生まれたんじゃないかと思う。
…ところで、『冬の終わりの獣』にはリタも出演しているって知っていたかな?
終盤の人形部屋のシーンで、一体だけリタが混じってるんだ。今度探してみるといい。可愛いからね。」
−今作のような超大作に出ることに抵抗はありませんか?
「今まで出演してきたのが全てアーティスティックな作品だったから、誤解を受けることも多いけれど、
私は娯楽作品に出ることに大きな抵抗を感じることはないよ。
観に来てくれる人を楽しませることこそ、私達演技者の使命だと考えているからね。
それに、湯水のように予算を使える今作のような超大作は、願ったり叶ったりなんだ。
私は細部にまでこだわりたい方だから、わがままを通せることは本当に有り難い。
だけど、ずっと大作ばかりに出演していると、時々舞台が恋しくなるね。
浮気していても最後には妻の元に帰ってしまう、そんな甲斐性なしの夫みたいにさ。(笑)」
−今作の中で、一番印象に残ったシーンはどこですか?
「まだパイロットフィルムを見せてもらっただけなんだけれど、リタの登場シーンは好きだな。
彼は何を着せても似合うね。本当に稀有な存在だと思うよ。
一度ブティックに連れて行って、着せ替え人形にして遊んでみたいね。
それから、フレアがNGを出したシーンは、OKシーンを観ているだけで笑えてくるよ。
どんなNGを出したかは教えられないけどね。
あの時現場にいた関係者以外に口外すると、フレアから絶交されるんだ!
お姫様の機嫌を損ねるわけにはいかないから、多分、誰も教えてくれないと思うよ。」
−「憧れの女性」として、あなたの名前を挙げる方が多いようですが、そのことについてはどのようにお思いですか?
「同性に好かれるということは素直に嬉しいと思っているよ。
女性というのは感性が鋭いから、その彼女らの目に適ったというのはとても光栄なことだ。
…なにより、かわいらしい女の子に好かれるのは、男性も女性も関係なく悪い気はしないものじゃない?
ただ、私は男とか女とか、そういう枠組みを乗り越えて活動したいと考えているんだ。
だから役柄の性別を問わず引き受けるし、人外(例えば宇宙人や無性体)の役もやってみたいと思っている。
今回この作品で、スイという(色々な意味で)ボーダーレスな役柄をもらえたことは、次への大きなステップになったよ。
性別に関係なく「憧れの人」になれるように、これからも努力し続けたいね。」
−今作の来日PRメンバーには入っていらっしゃいませんでしたが、今後来日の予定はありますか?
「日程が、私の劇団の公演日と重なってしまってね。随分前から決まっていたことだったから、キャンセルできなかったんだ。
楽しみにしてくれたファンのみんなには、本当に申し訳ないことをしたと思ってるよ。
私自身も、日本については以前から興味があったから、一度は行ってみたいと思ってるんだ。
京都の庭園や仏閣、町並みには強く心惹かれるんだ。あの静謐な空気が良いね。
少し前に、ディアンに京都のオススメスポットを紹介してもらったから、次の機会には是非とも行ってみたいな。
一番行ってみたい場所は嵐山!もちろん、紅葉の季節に行きたい。
それから祇園で舞妓さんにも会ってみたいな。彼女たちの美しさは素晴らしいらしいからね!」
−今作に出演された方の中で、今後一緒に活動をしてみたいと思った方はいらっしゃいますか?
「全員の中から選ぶのは、少し骨が折れるね。みんな素晴らしい役者ばかりだから目移りするよ。
…強いて挙げるなら、リタかな?メインメンバーの中では、一番接している時間が短かったからね。
彼はこの世界が長いだけあって、とても勘が鋭い。監督の要求にすぐに応えられるだけの、幅の広い演技が出来る。
とても舞台向きの資質を持ってるよ。是非とも一緒の舞台に出てみたいな。
今まで映画方面でしか活動していないみたいだけれど、生で演じると大化けする可能性がある。
スリリングでエキサイティングな芝居が作れそうだ。今度誘ってみよう。(笑)」
−今日は本当にありがとうございました。
最後になりましたが、日本のファンにメッセージをお願いします。
「いつも応援してくれてありがとう。ファンレターはとても励みになってるよ。
今作は、私にとって大きなターニングポイントになったと思っている。私の代表作になるんじゃないかな?
是非とも、劇場まで私の仕事を確かめに来てほしい。
スクリーン越しだけれど、ファンのみんなと会えるのを楽しみにしてるよ。」
「Your eyes and Your smile」「HIGH SPEED HIGH」+日本未発売の「冬の終わりの獣」(全編英語)の
DVDを3本セットで3名様にプレゼント!「Terra Romance」を観る前に予習しておこう!!
応募方法はP217にて。
以前までは悪役をメインにやっていたが、あるドラマをきっかけに、「いい親父役」のイメージを獲得。
気さくな性格で知られ、誰とでも仲良くできる。女性にも頼りある男性として慕われている。
年の離れた若いワイフと、3人のかわいい息子(長男で中学校2年)を持っていおり、特に妻には尻にひかれているので、週刊誌でいい加減な誤解の浮気報道をされるたびに、妻にアクセサリーを買っている。
また、気さくな性格は芸能界だけではとどまらず、近所のオヤジ達と、趣味でバンドを遊びでやっており、メンバーであるレストランバーをやっているオヤジのとこで、月1ライブをやっている。
お約束のように、ペンダントはロケットで、家族の写真がある。
<インタビュー>
―『フレア』の印象は?
「彼女は、非常にラブリーだ。だのに、芯の部分がしっかりしている。今頃の女の子にはなかなか見られないいい子だよ。
今でも十分魅力的な女優だが、20、30になった時、彼女は更に魅力ある女性に成長しているんじゃないかな。
この前、今回のメンバーを俺の家に招待したんだが、彼女、ゲストなのに、末っ子の相手をしたり、料理を運んだり、まるで家族の一員のように働くんだ。
彼女を見て、娘がほしくなったよ」
―マックスさん、今回、同じお名前の役柄なんですね。どういう経緯でこのような役になったんですか?
「『崩落』で少し出まして。その打ち上げで、監督とお話したんです。その時に、なぜか気に入られまして。
1ヵ月後、企画書「missing child」を持って来られたんです」
―『崩落』、私見たんですけど、どんな役でした?
「日本人のITオタクのハッカーの役です。10分くらいのシーンだけですけど」
―え……! あ、確かにそう言われれば……! あ、すみません。
「いえ、よくあることですから。
むしろ、観客に役者というのを意識されない演技を目指してるんで」
―今回の役はどのような役ですか?
「監督曰く、素の私をイメージした役だそうです。なので、名前も同じのは意図的だそうです」
―素のマックスさん……。それを聞いてどう思いました?
「素直に言うと……そんな映画、作っておもしろいのかな、というのが第一印象でした。
それに自分は大役が似合わない華の無い役者だと知っていたので。――そういう役者も世の中必要ですけどね。「ミスキャストじゃないですか?」と率直に言いました。しかし、監督は「君のそういう部分が面白いんだ」と笑われまして。
でも、『崩落』で、監督の仕事振りと感性を見てますからね。彼を信用して、この話を受けました。
ただし「赤字になっても知りませんよ」と付け足しましたけど」
―マックスさんをモデルとした役なんですが、演じやすかったですか?
「(少し考えて)……自分がモデルということですが、あくまで役ですから。
素の自分をそのまま出すのではなく、監督がイメージしている私を表現した、というのが近いですね。
難しいとか、簡単とかではなく、普段、役に取り組むのと同じ感覚でやりました。……そういう意味では、どの役もアプローチが難しいんですけどね」
―今回は、映画の衣装と同じ髪型と服ですね?
「いや……私服なんですよ、これ。
台本合わせのとき、この格好で行ったら、「この衣装と髪型でいこう!」といわれまして。
せめてもの抵抗で、ヒゲは剃りましたけどね。やっぱ、なにか、役との境界線が欲しかったので」